『俺と紅白作品』


パソコンへ向かえば、吐き気と頭痛。
タイムラインを開けば、憤りの無い不安と懸念。
俺は紅白出場を諦めた。もう、気力と体力の限界だと思った。
作ってて分かる。このFlashは面白くない。ウケナイ。ツマラナイ。
だけれど、これまでの苦労した日々を思うと作らなければならない。
そして、作らなければ、今やらねば締め切りに間に合いそうも無い。
気力で進むが、それが体調を崩し
、仕事への割り振りを崩し、生活を脅かす。
「頑張ってくれ」との声にも、俺は何の返答も出せない。
「これ以上やったら死んでしまうよ。」
原因不明の脱力感の毎日に、そう思った。

紅白を諦めた。諦めよう。いや、諦めなければならない。
こんな作品では、何の答えにもならない。
そして、こんな作品を残しても、何の意味にも成らない。
辞めてしまえばどんなに俺は救われるか。
本屋に寄るだけでも、ただテレビを見るだけでも、
映画を見に行くだけでも、
『それでFlashが進むのか?』
ただ、苦しいだけだった。

紅白とはなんだ?
俺は作品を作ると言う事を諦めていた去年の今頃なら、
「原動力」とでも言えたかも知れん。
だが、今。作りたかった作品が時間的束縛から没となり、
1から練り直す作業を必要とする今なら、なんと言えるだろうか。
楽しみじゃねぇな。どうせ後悔するんだ。俺は。

俺は後悔をしたくない。
言いたい事は言う。やりたい事はする。
とにかく、全力を尽くしたい。じゃないと寝れないし。
作品をこのまま作って出しても、絶対に後悔する。それが分かっている。
だけれど、だ。
出さなければ、ここで辞めてしまってもだ。
どの道、後悔するんだよ。俺は。

作ろう。
自分で、面白くない作品だと、本気で思っている訳無いじゃないか。
持てる物を全部つぎ込む全力作品。 集大成的な作品。
軽々しく、そんなん言うなバカヤロウ!
新しいものを作るってのはさ、それって習作って事だろ?
自分の周りにある材料だけて作るさ、"日記"じゃ無いんだ。
色んなものに挑戦してさ、自分を新しくしてかないと、
目新しい作品なんてのは作れない。
コピーとか、オマージュとか言われちまうのが、とっても怖くてさ。
作ってて楽しくない作品を、お前は見たいのか?問いたい、問い詰(ry
俺は俺の作品を作る!誰に批評され様が、比べられ様が、
俺は俺の作品で紅白に出場する!
そして、本気で紅白を楽しみたい。

本家紅白歌合戦ってさ。年末にやるよな?
あれって新曲って訳じゃなくてさ、今年思い出に残る曲が歌われるじゃん。
一年を振り返る様にさ。
紅白ってのはさ、比べる必要なんて無いんだぜ。
目新しさを求めるよりさ、日記みたいに、自分を思い返しながら作ろうぜ。